2019年12月14日に天海ツナミさんのWBO女子世界ライトフライ級タイトルマッチを見届け、とんぼ返りで鹿児島中央駅近くのホテルに午後10時頃戻ってきました。翌朝は午前８時にレンタカーを返すと午前8時30分出港の１日１本の「フェリー屋久島２」乗場まで急いでタクシーで行きました。片道4時間ですが、急ぐ旅ではないので往復のチケット一人9,500円を2枚買って乗船しました。口コミで美味しいと言ううどんを食べたり、水槽の中にいる小さくて可愛いウミガメを見たり、寝転んだり、甲板に出て海の風に当たったりしながら「屋久島」に予定通り午後12時30分に到着しました。晴れていたので12月ですが暖かい気候でした。明日は「縄文杉トレッキング」なのでトレッキングシューズやヘッドライトや雨具をレンタル予約していた「中川スポーツ」さんに立ち寄りました。妻は以前富士山に登山する時にリュックやストック等一式を揃えていたので私だけがレンタルしました。今回鹿児島までボクシングの応援に来てそれだけで帰るのはもったいないので、妻に屋久島に行ってみたい？と話しをしたら興味深々でしたので一緒に来る事になったのですが、ボクシングの試合は殴り合うのは見たくないとの事で試合が終わるまで車で寝ておりました。少し変わってます。到着した日は宿の温泉に入りのんびりし午後9時頃に就寝しました。何故なら翌朝は午前4時に登山のガイド「屋久島旅工房」さんが迎えに来るからでした。
朝とお昼のお弁当が必要との事で予約しておいたお弁当を宿で受け取ると定刻に迎えが来ました。12月はシーズンオフの為私達の他に一組のご夫婦とガイドさんンと5人で「縄文杉」を目指す事になりました。シーズン中はマイカー規制があるのですが今は直接乗り入れてよいとの事で「荒川登山口」まで1時間以上かけて到着するとお弁当を食べ小雨が降っていたので上下のレインコートに着がえ、薄暗い中ヘッドライトを装着して、片道約11kmの長い道のりですが、先ずはトロッコ道を辿りながら登山を開始しました。トロッコは大正12年に開通して、屋久杉を伐採しその運搬に活躍をしていたとの事です。橋をいくつか渡りトンネルをくぐり進んで行くと存在感のある杉の木があちらこちらに生えています。橋から川をのぞくと大きい岩がゴロゴロしてました。屋久島は岩の島と言われ、土が少ない環境です。映画「もののけ姫」の森林のモデルにもなっておりますね。こんな山奥なのに以前は小杉谷集落があり学校跡がありました。休憩所は何か所かあるのですが、アンダーウエアーが汗でびっしょりになり着替えもすぐになくなりました。トロッコ道は終わり本格的な登りになり急な階段を登って行きます。登り始めて30～40分でハート型で有名な「ウィルソン株」に到着しその先でお昼を食べましたが、体が冷たくて寒くて味わうどころではありませんでした。ようやく「縄文杉」にたどり着きましたが、倒れる危険性もあるので柵があり近寄ることが出来ず、その大きさが実感出来ませんでした。正直感動は特に無く寒くて早く帰りたいと思うばかりでした。行った道をまた戻るのかと気が遠くなりましたが午後6時前にやっとの思いで登山口に着きました。一日中小雨が降り続き汗で濡れた衣服でいたので一つ間違えば低体温症のおそれも。着替えなど装備が不十分すぎでした。晴れていたなら感じ方も変わったのだと思います。
屋久島では、樹齢千年以上の杉を「屋久杉」、千年に満たない杉を「小杉」、植林した杉を「地杉」と呼んでいます。知ってました？屋久島の杉はみんな屋久杉かと・・・。屋久杉で作られたお箸をお土産にスタッフにも家にも買ってきましたが、それを見て時々きつかったな～と話しにでますが妻は又行っても良いとの事。スゴイですね～！やはり少し変わってます。
専務取締役　峯岸でした（＾－＾）/